寺の創建当時、あるいはその前後に植えられたものであろうとされている。
昔、参道が急峻で下馬札が下方にあって、歩いて登ったのが大変だったため、こっそりこのスギのところまで馬で登り、スギの空洞に馬を隠して参詣したので「馬がくれスギ」と言ったという。
スギは、1属1種の日本特産の針葉樹である。
古名はマキ。幹が直立していることから直木(すぐき)が変化したものという。
また、すくすくと育つ木という説もある。
スギの林は、ヒノキに比べて樹下に植物が育ちやすい。
迦葉山へは沼田市街から玉原高原へ向かう途中から入る。スギは寺院のすぐ足元の参道終点付近にある。