天慶3年(940)三峰山下の豪族利根平八郎は、平将門討伐軍に加わり、平氏の若者を伴って帰り、荘田に館を建てて住まわせた。その子孫が次第に繁栄し、三峰山に氏神を祀った。荘田神社は館の守り神で、その頃植えたのがこのイチョウだと伝えられている。
過去には諏訪神社と呼ばれていた。
○樹幹の十数箇所に担根体が乳状に垂れ下がっており、別名「諏訪の乳イチョウ」と呼ばれている。子供ができるとお参りをして乳の出るのを祈願するといわれる。
秋の初めにギンナンがいっぱい落ちる。
県内最大の新田郡尾島町の浄蔵寺(胸高直径3.5m)のイチョウに次ぐ巨木である。
中国原産の落葉高木。雌雄異株。
イチョウは針葉樹と同じ仮導管組織を持つ(広葉樹は導管)。中国名 公孫樹は、種から芽吹いて25年位経たないと結実しないため、孫の代になってようやく実がなることから付けられた。
県道291号線の「恩田町」交差点を右折し右側に看板あるところを左折。神社近くは道路が狭いので手前で車を降りる。