応永33年(1426年)に、茂林寺を開創した大林正通禅師より植えられたものとされている。
○サワラ:ヒノキ科ヒノキ属 館林市指定保存樹木 平成元年3月22日指定
分福茶釜で有名なこの寺に、観音様が建てられた元禄3年(1690年)ののち植えられたという。
推定樹齢300年樹高27.0m幹周5.5m
サワラはヒノキに比べ材質がさわらか(やわらか)であるためサワラギを略して名が付いた。葉裏の白い気孔帯がX型に見える。
○ヒイラギ 柊:市指定保存樹木 昭和55年3月31目指定
ラカンマキとともに、魔除けとして植えられたとい。
主幹は欠損しているが、その大きさから往時の姿がしのばれる。
モクセイ科モクセイ属雌雄別槻花は11~12月頃、香りの良い白い小花を束生する。果実は翌年の6~7月に紫黒色に熟す。
○ラカンマキが県指定天然記念物
○ラカンマキはイヌマキの品種で、イヌマキより全体的に小形。葉は深緑色をし、枝に輪生状に付く。
○この寺が出来た頃、茶会を開いたところ、守鶴という僧が千人分の茶釜を用意した。
煎じた茶はいくら飲んでも無くならず、福を分かつので分福と名付けたがこの守鶴という僧は、実は千年を経たムジナであったという。
東武伊勢崎線「茂林寺前駅」右側。車は館林市街地から県道122号線を南に向かい「茂林寺入りロ」交差点を左折して東に約1kmで茂林寺に至る。