大ツバキは、赤谷平集落のつづら折りの急坂を登りつめた南斜面に所在する
推定樹齢千年と言われ、樹高約8.4m、胸高周り約5.1m、根元周り約2.6m、枝下高約1.2m、枝張りの東側約5.4m、南側約6.5m、西側約5.6m、北側約5.1mで、幹は立ち上がり約70cmで太枝6本に分岐している。
花は、3月中旬から下旬にかけて可憐な花を咲かせる。
根元に並んで祭られている側は、八大龍王(仏法の守護神。また、水の神)と、当集落の屋敷神を合制したもので、この大ツバキを御神木としている。
平成10年度に群馬県文化財保存事業の「大ツバキ保護養生事業」として、枝の剪定や腐朽部の治療、土壌改良など大規模な治療処置が実施され、樹勢回復がはかられつつある。
大ツバキは、地元の人々により大切に守られている。
平成14年10月
群馬県教育委員会 甘楽町教育委員会
(現地解説板より)
甘楽町市街から秋畑方面に向かい県道富岡神流線を行く。学校跡の交差点を右折し富岡秋畑線に入り約800mで鋭角に山側に右折する。細い道を250m程で左側に見える。徒歩が無難。