白瀧神社は、京都から織物技術を伝えたという「白瀧姫」など、伝説の織物の神様を祀る神社で、ぐんまの宝物として「ぐんま絹遺産」に登録されています。(現地解説版より)
白瀧姫伝説
むかしむかし、延喜十三年(794年)とも天久三年(1112年)ともいわれる時代に、古くからの決まりに従って、上野国山田郡仁田山郷(桐生市)から、一人の男が、一年のあいだ、朝廷に勤めることになりました。その男は、宮中の庭の手入れを命じられた際に、白龍姫と出会い、歌のやり取りで身分の違いを乗り越え、天皇の許しを得て、白龍姫を妻として連れ帰りました。
桐生に移り住んだ白龍姫は、製糸や織物の技術を広め、桐生の織物が広く知られるようになったため、まつられるようになりました。また、身分の差を乗り越えて夫婦となったことから、縁結びのご利益があるともいわれています。(現地解説版より)
神社本殿の裏に斜面を根で押さえるように立っている。