寺伝によれば、建久4年(1193)源頼朝が浅間の巻狩りの途中、本村熊野に祀る常磐の塔に墓参の折、泉龍寺で休憩し、裏庭に頼朝公自ら植えたものという。
木の名の由来は、古来、高野山で霊木として保護されてきたことから名付けられた。コウヤマキ科コウヤマキ属(1属1種)の日本特産の常緑針葉樹で、福島県以南の本州、四国、宮崎県までの九州に分布。
日本書紀(720年)に、スギとクスノキは船を作るのに良い、ヒノキは宮を作るのに良い、コウヤマキは棺桶を作るのに良い木であると記されている。
高野六木=コウヤマキ、ヒノキ、スギ、アカマツ、ツガ、モミ。
木曽五木=ヒノキ、アスナロ(ヒバ)、コウヤマキ、サワラ、クロベ。
世界の三大造園樹=コウヤマキ、ヒマラヤスギ、ナンヨウスギ(本多静六提唱)
中之条町から沼田市へ通じる国道145号線の高山村「入沢口」を左折して約500m。