沼田公園は大正15年に沼田藩士の末裔から当時の沼田町に譲渡されたものである。公園の記録には、このクヌギについて記載はなく、生立(植栽、移植)の経偉は不明であり、自然に生えたものではないかと言われている。正確な樹齢は分からないが、その堂々とした樹形から100年程度の樹齢は十分に推定できる。
里山の樹木は人々の手によって利用され、整理されてきたので、単幹でこれだけの威容を誇るクヌギは珍しい。
公園の東駐車場わきに生えており、車から降りるとすぐに目に飛び込んでくる。
近くに沼田公園のケンポナシがあるが落雷により大きく衰退している。