○全国一の格付けである。国指定天然記念物では最大で、全国第3位の大きさである。樹齢1,000年を経た今も、樹勢盛で若木のような光沢がある。
○旧家、金沢家の所有地で、居宅の諏訪神社跡の広場にある。金沢家の系図によると、その祖先が寛延二年(1749)邸に諏訪神社を奉祀したとき神木として尊重してきたもので、明治40年(1907)神社が村内の赤城神社に合祀された時、金沢氏が境内を買い求め、それ以来管理してきたものである。
○秋には、樹下一面に落ちるカヤの実特有の香りがたちこめ、かつては、四石(720ℓ)も採れたことがあるという。
○雌雄別株(まれに同株)で、実の成らないのは雄株。花は、5月頃。秋に熟す実は食用になり、油を絞る。カヤの油、厳寒にも凍結しないので、燈油に用いられたという。
○葉を握ると痛い。イヌガヤ科のイヌガヤは、葉が軟らかく痛くない。
国道17号線「田口町」交差点を東に入り600mほど進むと右手に見える