江戸時代の天明年間(1781~1789年)に、火災のために古記録その他が焼失し、いつどのような理由でこの地にムクロジが植えられたかは明らかではありません。
県内における他のムクロジと比較しても劣ることはなく、神社の歴史とともに歩み続けてきた貴重な名木です。
富岡市教育委員会設置現地看板より
○宇藝神社は、天武天皇の時代( 672-686)の創建と伝えられ、927年に作られた法典、延喜式の神名帳にも列する古社で、上野国十二社の十二之宮とされています。
境内には、拝殿・本殿・神楽殿などがあり、倉稲魂神(ウカノミタマノカミ)が祭られています。
○ムクロジは、温暖な地域に分布する落葉高木で、六月に多くの花をつけます。実の皮には多量のサポニンを含み、水を泡立てる働きがあるため明治時代頃までは洗濯などに広く利用されました。また、黒い種子は堅くよく弾むため、羽根突きの羽根のおもりとして利用されています。(富岡市教育委員会設置現地看板より)
富岡市街から下仁田方面に国道254号線を進み、神農原駅通じる神農原の信号を過ぎて、1km程で右手に鳥居がみえる。神社の看板を右折し、踏切を渡り直進する。突当りに宇芸神社がある。