○中正寺は16世紀に中興され、永正年間
(1504~1521)寛化(実仙和尚)が京都比叡山延暦寺から移植したものといわれている。
4月中旬の満開時には、周りの新緑と調和して美し、地元では「仏乗桜」と呼んで花見を兼ねた参詣者でにぎわう。
○エドヒガンの枝の垂れるものがシダレザクラ、イトザクラと呼ばれる。エドヒガンは、日本に自生する野生種で病虫害に強いので長寿の樹が多い。
○江戸彼岸 別名アズマヒガン、ウバヒガンの特徴は、花は葉が展開する前に開花する。淡紅色まれに白色。花びらのつけ根の萼筒が丸く膨れ、上部がくびれて壷形になる。葉は、他のサクラと比較して細長い感じで、側脈が13~15と多い。蜜腺は、葉の基部または葉柄の上端につく。
○春、彼岸の頃に咲くことからヒガンザクラと呼ばれ、江戸に多く植えられたのでエドヒガンとなった。
国道299号線を西進、上野村役場、乙父トンネルを過ぎ、楢原トンネル手前を右折、慰霊の園入り口を直進、高台にある。