以前はこれより大きな欅があり、家人が納屋で作業中に大風で倒れ納屋も壊れたが、家人は納屋にあった車の陰にいて難をのがれたとのこと。その日陰にあった桑の木が巨木になっていた。
(現地解説版より)
中山宿 新田本陣の大けやき
平成元年十一月三十一日 村指定
三店街道中山宿本陣にある大欅は街道の栄枯盛衰を見下ろして600有余年、遠きは天正10年(1572)中山城の廃城、近きは、文久3年(一八六三)佐渡送り唐丸籠八十九艇、継立てに(飯塚万造氏 所蔵古文)近隣各村の助郷人足騒動も、総て一人で知っている。
六〇〇年の星霜を経、風雪に耐え今尚天空に向かって伸び行くこの大樹の麓(した)に佇めば、自然の偉大さを感じ一種の圧迫感さえ覚える。
記
根廻り 13.70米
目通り 10.70米
樹高 約30米
樹令 約六〇〇年
平成六年三月
高山村教育委員会(撰文 阿部嘉市郞氏)
個人宅内にあり、了解を得て庭内に入った
今は県道36号渋川下新田線がバイパスとなり、県道の位置が変わってしまったが、36号線の中山の信号から沼田方面に300m「新田」の信号を左折しすぐ左手に、三国街道時代の本陣跡がある。 大ケヤキは本陣の門をくぐり左手奥、屋敷の最奥部に立っている。