三島神社は、創建が宝亀元年(771)で、再建が元亀元年(1570)である。
この再建の時に、真田氏戦勝祈願に植えたものと伝えられる。
並木の1本(幹周3・5m)が昭和48年(1973)に枯れたので、伐採して年輪を調べたところ400年余りを数えたことから再建時期に植えたことが実証された。
参道の50mの両側に17本が並木となっており、周囲にも10本がある。
県内でも保存状態のよい杉並木の一つである。
スギの葉は線香の原料になり、栃木県今市市で生産されている。
スギの樹皮は数寄屋造りの屋根葺き用に使われる。
国道17号線の鷺石橋手前の「下川田町」交差点を中之条方向に入ると国道145号線沼田街道である。沼田街道を高山村に入るとすぐに権現峠で次の今井峠に接する細道を右折して400mほど進む。