桜山は、もと虚空蔵山といわれ、山頂に古い板碑があった。これは文和三年(1354年)大壇越教阿が建立したもので、東麓久々沢では虚空菩薩として崇められている。 明治39年(1906)国有林であったものを県議などの奔走で村有として公園に設定し同41年(1908)各戸の協力で桜、楓など千本を植えてから桜山と呼ばれるようになった。これがフユザクラであった。 フユザクラは、10月下旬に咲き始、12月には全山満開となり、1月中旬ころまで咲く。花は一重である。品種としも全国的に珍しく国の指定となった。 梅に似て緋紅色であるが、香りはない。本種は二度咲きであり、春の開花も見事である。 昭和48年に山火事にあい、ほとんど焼けたが半数は株が生き残って回復し、地元の人々の懸命な育苗、補植により状まで回復した。
ジュウガツザクラは、10月から咲き始め八重咲きである。 カンザクラは、2~3月に咲き始める
藤岡市より前橋長瀞線を鬼石方面へ相生町交差点右折、桜山公園にいたる。