○アカマツとクロマツが根元で1本になり、完全に癒合し、地上2.25mから上で2本に分かれている。マツではよくある現象で「連理」と言われる。
O明治22年(1889)町村制が施行され、この付近の蕪町、天王宿、天沼新田、下新田如来堂などの小村が合併して一村を構成するとき、この松に因んで村人が共存共栄して村の発展を祈願し、相生村としたことが村史に残っている。現在は桐生市相生町になっている。
○アカマツはその姿が女性的であり、クロマツは男性的であるので、仲むつまじい夫婦になぞらえて名付けられたものであろう。
○昭和30年4月2日付上毛新聞に天然記念物に申請したとの記事があり、「枝張りの下の面積、東西12間(21.6m)南北10間(18m)、樹齢は不明」とある。(括弧内は補足)
東武桐生線相老駅下車、徒歩300m。車は県道122号線相生町2丁目交差点を西に800mほど進んだ左側。近くに駐車できるが、途中の道はかなり狭い。